故郷を遠く離れた僕は当事者でも傍観者でもなかった。
居所のない感覚は今も続いている。
一年が経って宮城、岩手などの被災地はどうやら歩き始めたように見える。傷は深く、道は途方もなく長いけれどどうにか「次」に向かい踏み出している。だが、福島は、南相馬は、あの忌々しい丸の中に暮らしていた人々はまだ「今」と向き合ったままだ。落ちた橋は落ちたまま、流された車は道端に積まれたまま、幸いにして地震、津波の直接的な被害を受けなかった場所はそのままで止まってしまっている。
丸の中からはじき出された人達は、それでも新しい生活を模索し始めている。それぞれの場所でタフに生き続けている。僕は彼らのそのシュプレヒコールに参加することはできない。だが、僕は僕の場所でできることを継続的にやっていこうと思う。それが自己満足であっても、偽善であっても、贖罪であってもかまわない。
今回以降、ROKKOKU SONG名義で行うチャリティライブは、全て南相馬市とそれに付随する地域の復興支援に寄付させていただくことにしました。今回の募金は震災で親をなくした子供たちの支援基金に全額届けました。
わがままに賛同してくれた出演者各位、ボーダーライン・岩井さん、ご来場いただいた皆さんに感謝します。特に前日の湘南台・三番から付き合ってくれた内田マナベくんは、前日のギャラも全てチャリティにまわしてくれました。ありがとう。
残念ながらまだ始まったばかり
でもそれはちゃんと始まっている
俺救済には充ててないよ。ちゃんと領収書もらったよ ;-) |