2010/08/20

ハンチング12終了

18日、サムズアップでのハンチングワールド・12終了しました。


ご来場いただいた皆さん、出演者の皆さん、サムズスタッフの皆さん、ありがとう。


KANA(小野一穂・倉井夏樹)
 今回はパーカッションのマート抜きの久々2人編成。力の抜け方、というか音に対するリラックスした態度。自分達のしっかり手が届く範囲に音がある感じ。決して力まないが音は確実に伝わってくる。一穂の確立した音世界に、夏樹が空間的な広がりと色彩を加えていく感じ。
理解する事。感じる事。


SUEMARR
 初登場スー兄さん。自分の音楽に対する確信と愛情。ルーツミュージックをフォーマットとしてではなく、ひとつの単なる手法として捕らえる姿勢。端的に言えば、世界中にフォークやマウンテンミュージックが存在していなくても、この人はこんな音楽をやっていたのではないかと思わせるような説得力。「白楽の妖怪」呼ばわりしていたが、途中から妖精に見えてきた。また何かやりましょう。


爆音エロぶるーず(遠藤コージ・川邊彩矢・林田圭子)
 初の3人編成。グルーブの強意、世界観の拡張といった当初の目的はほぼ達成か。ややロック的なアプローチに寄りすぎたか。女子二人の個性を十分に引き出し切れなかった感有。反省。
 結果的に二人とも頑張ってくれ、出来上がったものも良かった。だが、もっと先はある。


SHY
 流石の一言。押し付けではなく、伝えたいことが明確に伝わってくるあの感じ。「エンターテインメント」という単語で評価しても胡散臭さが微塵も混じらない。他の出演者も口をそろえた「ギター一本なのに他の楽器が聴こえてくるような」グルーブ感。
 初めて横浜の小さなバーで観た時の「あの感じ」を思い出した。10数年経って、僕はまだこの人のモノマネにすら届いていない。


私生活を言い訳に、今回はプロモーションを十分にせず、サムズにも出演者にも迷惑をかけた。お客さんの中にも、「えっ、やってたの!?」と言う人も少なからずいるだろう。反省点多数。ただ、あそこで鳴っていた音楽は素晴らしかったし、その素晴らしさは僕がハンチングで伝えて来た事と寸分も違わなかった。

次回はもっとスゴイものを届けたい。
よし。

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