2010/07/23

ハンチングワールド

ある友人(40代)の発言。「ハンチングワールドってのが確実にあるよな。なんかをやってやろうって言うかさ…。」
彼が言わんとしているのは、象のマークのかばん屋のことではなく「ハンチングキャップを被るような人たちのカルチャー」が存在する、ということらしい。


僕は何しろ帽子を被る。 前に2人組みのユニットをやっていたときは「帽子の方です」と自己紹介していたほど、ほぼ
常 に帽子を被っている。帽子を被るということは「帽子を被った人」になる、ということを選択することだ。帽子を被っていない人には2種類いる。「帽子を被ら ないことを選択した人」と「そんなこと考えたこともない人」だ。それは外観からはわからない。しかし、「帽子を被った人」は確実に「被ることを選択した 人」だ。自分が何者であるかを一つ選択した人である。僕はギターを弾き、歌を歌い、なおかつ帽子を被った人であることを選んだのだ。
 

前出の友人の発言はそういうことだと思う。人は帽子を被るのではない。「帽子を被った人」になるのだ。そして今日もドアを開けて出て行くのだ。お気に入りの帽子を被って。なんちゃって。

選択の余地がないことなんて五万とあるだろう?帽子なんて簡単だぜ。
因みにハゲる気配は今のところまだない。

2003.10.18.

0 件のコメント :