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明らかにパフォーマンスの要素が強い上、安全対策後の継続前提ではあるけれど、大きな進歩ではある事は確かだ。
今回の事故は今後の原子力行政のあり方、引いてはそれらをも包括した行政のあり方、言い換えれば我々がこの先どういう国、どういう世界を作っていくかと言うことを真剣に考える大きな契機になったと思う。
実際問題、国内の原発を今、この時点でヒステリックに即時停止することはほぼ不可能であると思う。だが、この機会に「全て停めるという大前提」を掲げ、国策として代替エネルギーの開発、二度とあんな物を受け入れなくてもいい地域産業の強化、根本的に最低限の電気しか必要としない社会作りを進めて行き、プライオリティをつけて一個づつ一個づつ停めていくべきだと思う。今現在、原発にからんで動いている物、金、人をそちらにシフトしていければ決して不可能な話ではないだろう。数十年立ち入れないと言うのなら、あそこをソーラーパネルと風車で覆ってもらっても構わない。
どれだけ大きなリスクを伴うかと言うことを今回の事故で学び、この先もそのリスクを根本的に払拭できないであろう歪んだ産業にしがみつくよりも、「脱原発マーケッ ト」を構築していく事の方にこの国の未来はあると思う。そこに先鞭をつけられれば、脱原発のモデルケースを世界に示すことができれば、フランスを始めとした原子力に頼る先進国ばかりでなく、原発建設に二の足を踏む途上国にも大きなマーケットが開けることは確かだろう。奴らは何を怖がっているのだろう。臆病者や卑怯者に世界は変えられない。
何年か何十年か先に最後の原発を停められたら、国中・世界中を挙げて お祝いとかすればいい。国民の祝日とかにして。
そんな国になれたら俺も故郷のひとつぐらい無くしても構わない。
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